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「くるら戸田」は地元住民の活動・防災拠点であると同時に、街の交流人口を増やし魅力を発信するための観光拠点として計画され、道の駅に登録された。 集客施設として求められる商業的な逞しさと戸田の魅力である素朴さや慎ましさとのバランスに腐心しつつ、シンボリックでありながら節度のある賑わいの場として自然に地域へ溶け込むよう検討を重ねた。 観光案内・物産販売・展示・温泉・庁舎・地区センターなど用途は多岐にわたるが、地元住民・外来者といった利用主体を踏まえてゾーニングし、相互の干渉や多様な賑わいが生まれるよう、全ての用途を中央の交流ロビーに面して分散配置したわかりやすい構成としている。 外観は、幕末に当地の村民が力を結集して建造した日本初の西洋式帆船「ヘダ号」のマストと帆をデザインモチーフとしている。 |
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